10式は軽いから防御力を犠牲というコメントをしばしば見かけるが、この種の意見は開発次期を無視してやしないか?
レオ2やM1の最新バージョンが60トン台と重いのは基本設計が1960~1970年代で古く、車体構造体の防御力が弱いために増加装甲で重量が嵩んでいるためだろ。
実際、ルクレールT-14など開発次期が1980年代後半から21世紀のMBTは総じて50トン台。
大陸欧米でも60トン台の戦車は運用上の限界と言われているので、米独でも新たにMBTを新規開発すれば50トン台までは軽量化されるだろう。
日本の場合も、仮に90式の改良を選択していれば増加装甲で60トン近くになっていた可能性が高く、それでは運用に支障を来すために最新技術と軽量化主眼でわざわざ10式を開発したのだから、そりゃ軽くて防御力も向上してるのは当たり前だって話だ。