シリア内戦におけるドイツの軍事的なかかわりは、最前線に飛行機で飛んでいって爆弾を落としたりするのではなく、
空中給油や偵察だったし、船を出しても洋上の空母の護衛をしていただけで攻撃はしてない。
その代わりにシリア難民の受け入れについては、欧州のなかでもっとも大盤振る舞いしたほうだった。

そうしたメルケル政権の難民受け入れの結果、国内の保守政党や極右との軋轢が生まれて、連邦軍将校のクーデター
未遂事件が起きたり、ヴィルヘルム2世のドイツ帝国復活をめざすスポーツ射撃愛好家のグループなどが危険な存在
になった。