>>328
レオパルドのポーランドときらの供与の許可をドイツが出すかどうか。ドイツが直接に援助するか、どうなるかわからない。

これには、ドイツがロシアを好きかどうかというより、ドイツ固有の情緒的な問題がある。
    
キエフなんかの防衛に使われるならいいが、クリミアや東部でドイツの戦車が走り回るのを、何割かのドイツ人は好まない。

なぜか。ドイツはミンスク合意の立ち合いをしたり、これまでのウクライナとロシアの経緯にも詳しい人たちがわりにいる。クリミアも制裁される前は、休暇で滞在していたドイツ人も多い。

だから、クリミアや東部の住民がウクライナを嫌っているとかは知っている。

さすれば、どうなるか。

クリミアの方は、わりと簡単に弾圧できるかもしれない。しかし、東部の住民は何年も死に物狂いで戦っている。男の多くは戦死したとしても、女子供はどうするのか、元々のワグネルみたいに彼らは絶滅していいみたなことはできないだろう。収容所に入れるのか、パレスチナ難民のやうにするのか。

ドイツの指導者や国民の中には、クリミアや東部をドイツの戦車が走り回る光景を見たくない心情が確かにある。戦車は象徴的なものである。これは、合理的なものではなく、ナチスの後遺症とも言うべき心情である。

ドイツにとっては、戦車をクリミアや東部には使わないと約束できるとか、ミサイル防衛システム等を代わりにたくさん援助するとか、どうしても戦車なら英米の戦車を購入して援助する方が心情的に楽である。