ドイツは、ここ20年ほど「空前の経済的繁栄」を謳歌した。
それは「良いこと」のはずなんだが、明らかにドイツ人から戦略的な思考を奪い、考えられないくらい「馬鹿」になっています。
近代のドイツの苦悩の歴史に鑑みれば、東西統一後のドイツの繁栄は祝福してあげたいところですが「馬鹿には付き合いきれん」。

ドイツ史には熱烈に関心があり、クラウゼヴィッツ、ヘルムート・フォン・モルトケ他、心酔し参考にしていますが、それだけに現代ドイツ人は「痛い」ね。

国家の「安全」と「繁栄」は、国家戦略の基本的な目的ですが、一方で「空前の経済的な繁栄」は「国民を馬鹿にしてしまう」。
これは、コロナ前のチャイナにも当てはまるし、2014前のソチ五輪のころのロシアにも当てはまる。
彼ら、そこから目が覚めず、今日の破局まできてしまってる。

そして、それは80年代の日本にも当てはまるのかもしれん。
今後の戒めとすべきですね。
二度と「戦略的な思考」は手放さない。
アンコントロールな状態にはしない。