「1980年代のソ連海軍の挑戦」のときも、同じ議論がありました。
「戦域に投入できる隻数とミサイル数」に関しては(特にSSN、Tu-22M、SS-20)ソ連海軍がかなり優勢で、これにまともに狙われたら米帝のCVGと言えども「神に祈るしかない」と言われていました。

だが、マリタイムストラテジーの現実としては、NATOの広範囲な同盟、SOUSUS網とアイスランド-スコットランド-ノルウェイCAPに阻まれて大西洋にパワープロジェクションがほとんどできない。
太平洋も同様です。
そして、NATOの地の利によるソ連海軍の損耗により勢力は逆転すると考えられていました。

ソ連崩壊後、実態を調べると、さらにソ連海軍の実情は悲惨だった。
原子力艦は放射能洩れ多数。
ちょっと、陸軍国が無理し過ぎていました。