「使い捨ての突撃兵」 ワグネルの過酷な戦術、ウクライナ諜報で明らかに
https://www.cnn.co.jp/world/35199258.html?ref=rss
「突撃部隊は命令なしでは退却しない。無許可でチームを退却させたり、
負傷せずに撤退したりすれば、その場で処刑されうる」

ワグネルによって数万人規模で採用された囚人たちは多くの場合、攻撃の第1波を担う。
最も大きな損害を被るのは彼らで、ウクライナの当局者によると、損耗率は8割に上る。

その後、熱線映像装置や暗視装置を装着した経験豊富な兵士たちが続く。

ウクライナ軍の側でも、塹壕(ざんごう)に擲弾攻撃が浴びせられる事態を防ぐため、
ドローンの情報が不可欠になる。今回の文書には、ドローンが前進するワグネルの
部隊を発見したおかげで、RPGの発射前に守備隊による排除に成功した例が記されている。

ワグネルの兵士は陣地の奪取に成功すると、火砲の支援を受けながら蛸壺(たこつぼ)を掘り、
獲得した陣地を固める。ただ、こうした蛸壺は開けた場所での攻撃に対してぜい弱だ。
そしてウクライナの傍受によると、ここでもワグネルとロシア軍の調整不足が目立つ。
真偽の確認はやはり不可能だが、傍受されたある電話では兵士が父親に、
所属部隊が誤ってワグネルの車両を破壊したと語っている。