>>339
日本は未来だった、しかし今では過去にとらわれている 
BBC東京特派員が振り返る -
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-64357046

この国の経済は世界第3位の規模だ。


日本のスマートな新幹線や、トヨタ自動車の驚異的な「ジャストインタイム」生産方式を思えば、
この国が効率性のお手本のような場所だと思ったとしても仕方がない。

しかし、実態は違う。
むしろ、この国の官僚主義は時に恐ろしいほどだし、
巨額の公金が意義の疑わしい活動に注ぎ込まれている。

私は昨年、日本アルプスのふもとにある小さい町で使われる、
見事なマンホール蓋(ふた)の裏話に巡り合った。

町の近くの湖で1924年に、氷河時代のナウマンゾウの化石が発見されて以来、
ゾウはこの町のシンボルになった。

そして数年前に、この有名なゾウの姿をあしらったマンホール蓋を、
町のすべてのマンホールに使おうと、誰かが決めた。

同じようなことは日本各地で行われている。
「日本マンホール蓋学会」によると、全国のマンホール蓋のデザインは、6000種類に及ぶ。

マンホール蓋が大好きだという人が大勢いるのは理解できる。
芸術品だと思う。

けれども、1枚につき最大900ドル(約12万円)するのだ。
日本がどうして世界最大の公的債務国になったか、理解するヒントになる。