プーチン大統領がワグネル傭兵部隊にウクライナからの撤退を命じる

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プーチン大統領が悪名高い「ワグネル傭兵部隊」にウクライナからの撤退を命じたという。英紙デーリー・メールが13日、報じた。

エフゲニー・プリゴジン氏が創設した民間軍事会社「ワグネル」の傭兵部隊は急きょ集めた囚人兵4万人、シリアやリビアなどで経験を積んだ腕利き傭兵1万人の計5万人で構成。ウクライナ侵攻における「ドンバスの戦い」で重要な役割を担ってきた。

一方で、「6か月の戦闘参加で恩赦を与える」という条件で刑務所から凶悪犯をスカウト(2月9日に募集停止を発表)したこともあって、一般人を虐殺したり、民家から略奪したりという戦争犯罪を行っているとも指摘されている。

そんな中、デーリー・メール紙は情報筋の話として、「プーチンがワグネルに撤退を命じた。今後、数週間で撤退させる予定だ」と報じた。今後、訓練と装備が整ったロシアの正規軍30万人が任務を担うという。

ロシアの専門家であるブルース・ジョーンズ氏は「プーチン大統領とプリゴジン氏は何十年もの間、非常に親密な関係にあった。しかし、プリゴジン氏が公然とロシア正規軍と将軍を批判していることを、プーチン氏は自分への批判と受け止めているようだ。潜在的なライバルと見なし、自分に取って代わろうとしていると思っているため、ワグネルへの撤退を命じたようだ」と分析している。