tps://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/21499.html
戦前、陸軍の青年将校らがクーデターを企て、政府要人を殺害した「二・二六事件」について、
事件の発生から収束までの4日間を分単位で記録した極秘文書が残されていたことがNHKの取材でわかりました。
当時、海軍が記録したもので、青年将校と軍幹部の動きややり取りなどが細かく記されており、
専門家は近代日本を揺るがした事件の新たな側面を浮かび上がらせる第一級の資料だと指摘しています。
今回見つかった資料は、昭和11年2月26日に陸軍の青年将校らが天皇中心の国家を確立するとして
クーデターを企て、政府要人ら9人を殺害した「二・二六事件」について、海軍が当時記録した内部文書です。
文書には「極秘」の印が押されていて、事件発生から収束までの4日間について、海軍が現場で把握した情報が
分単位で記録されています。
事件の鎮圧には青年将校たちが所属した陸軍が当たりましたが、海軍は陸軍の司令部に連絡要員を派遣したり、
現場に「見張り所」を多数設置したりして、青年将校だけでなく、陸軍の動向も監視していました。
2日目、2月27日の午後6時半の記録には、陸軍の幹部が青年将校らについて「彼らの言い分にも理あり」と理解を示し、
「暴徒としては取り扱い居らず」と発言をしたことが記され、陸軍の対応に一貫性がなく状況が複雑化していることに対し、
海軍が警戒していた様子がうかがえます。

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実は海軍は陸軍が政府を転覆して軍事クーデーターを起こして軍事政権を樹立することを恐れて
陸戦隊を準備させ東京湾から陸軍を艦砲で攻撃する準備をしていた