>>844
>なぜ洪水対策として河川の護岸工事等を進めないのかと。
仏独墺あたりの場合、過去の過度な開発の是正と、
歴史的経緯やなんかで国により河川の治水意識と治水体制の差異が大きく
誰が資金確保するかまちまちなため面倒なことになってる、ってのもでかいぬ

「非常に高度な治水対策に基き1万年に1度の水害をも防御しうる治水対策達成しますた!!」
 でも致命的なとこ手当てしただけで、都市でも100年に一度レベル、
それ以外は30年に一度レベルの水害に対処し切れてません

みたいな感じで、西欧でもここいらの地域の場合、都市圏と田舎、
重要度の違いで対応に格差設けて対処してたねん
ここは国ごとに体制違い、治水対策の主体が国でなく州や河岸の管理者だったり、
治水資金の負担が一定しない(河岸の近隣住民に対し受益者負担・土地所有者という理由で
特別に負担させたりする)とか、国主導の一貫した治水対策に対し意思統一し難い面も影響してる

近年のはそこいらのツケが回ってる上、過去の過度な開発で喪失した自然環境回復の為
河川氾濫原の復元してきた影響が出てるとこもあるやね

(ここらの国は過去堤防護岸工事・河道整備し河川を水路化して氾濫原整備し、
過度な開発で農地・宅地化してきた所でもあり、
過去の開発の悪影響軽減するため護岸を自然状態に戻す過程で
地域によりちぐはぐな形で河道曲線化して部分部分ごとに堤防改変してたわけで

過度な開発是正と自然環境復元と治水対策とがいまいち噛み合ってない状態になった時期に
異常気象による自然災害が起きてもうた、みたいな、タイミング悪いとこもあんねん)