ロシアの失敗はプーチンがソ連の影を追ったことにあるだろう。
ソ連は一般市民からしたら、ほどほどのサービスで生存を保証してくれる社会システムだったので、90年代のロシアよりははるかにいい。
もちろん自由はないのだが、そもそもロシアという地域自体が生きることに大変な環境なのでマッチングしていた。
強い指導力のある政治もマッチングしていた。

本来、ロシアはソ連の崩壊後に一気に西側に寄ればよかった。
ただ、国家の崩壊という前代未聞の事態に西側も対応できなかったであろう。
ソ連の社会システムを維持しつつ、西側の経済や安全保障に包括的に参画する道はなかったのだろうか。。。
ゴルバチョフが目指そうとしたんだけどね。

もし、ロシアが西側と完全に一体化していれば、核兵器の大幅な軍縮、核不拡散でかなり貢献していただろう。
今のような事態もなかっただろう。

北朝鮮も中国も突然の崩壊を警戒しているが、それは崩壊してしまう支配システムに頼っている他ならない。
民主主義の方がスピード感はないだろうが、リスクヘッジという点では最適解だと思う。

歴史にifはないのだが、今歩んでいる道を分析するにあたっては必要な仮定と思う。
今の道でいいのだろうか?

今回は、自信もってウクライナの自衛戦争の勝利を目指しましょう。