レーダーと言えば水平線までの見通し距離。これは以下の計算式で求められる

 √((6371 + x)^2 - 6371^2) 
  x km = 水面から眼までの高さ

人の眼高1.7m=0.0017kmからなら水平線まで4.65km 
高さ20mなら15.96km、40mなら22.57km 


大和の橋楼の高さは機密事項だったが、大和副砲長の深井俊之助少佐によると大和の射撃指揮所は水面上47m
頂部に取り付けてある信号灯まで考慮すると大和の高さは約50mとなる。
高さ約40mの敵戦艦の橋楼を視認するのは最大47.04kmまで可能

ただ大和の高さは長門とほぼ同じ40mという説も有る。数字が複数ある理由は分かっていて、まず、そもそも機密だから

もう一つは戦後米軍に提出された”YAMATO”の図面。これによると大和の橋楼は防空指揮所床面まで約40m。その上の設備は未記載

さらには戦後発見された戦艦武蔵艤装図。これには測距儀や主砲射撃指揮所が記載されていて射撃指揮所までの高さは約47mとなっている