>>668
日本の砲撃ドクトリンの最大の問題は、ドクトリンそのものでは無くてそのドクトリンを艦隊で実際に戦った提督や艦長が知らなかった事だ なので砲術学校では戦艦の決戦距離は2万メートルでそれより遠くで撃っても意味が無いと正しく理解していたのに、大和も5戦隊の那智もドクトリンの想定より遥かに遠くから撃ち出して砲弾を無駄にした

砲術専攻で連合艦隊砲術参謀だった千早中佐が戦争から40年後に黛大佐に
千早「そんな話初めて知ったよ 艦隊にちゃんと知らせていたのか」
黛「そんなの砲戦教範読めば分かるだろ 勉強不足なんだよ」
千早「教えてなければ皆、演習でやってる3万メートルで撃つに決まってる」
黛「3万メートルは研究訓練用の課題としてやっていたんであって実戦で本当に撃つなんて勉強不足だ」
海軍関係者「・・・・俺ら一体何やってたんだろう」
戸高さん「呆れ・・・」

これこそがこのスレも含めて日本戦艦についてアウトレンジ派と近戦派の話が噛み合わなかった理由 砲術学校の教範には決戦距離2万m(重巡は1万2千m)と書いてあるのに発生した昼間開戦ではいつも遠距離で砲撃を開始していて理論と実戦が噛み合わず、一体どっちが正しいんだとひたすら喧嘩してた