>>677
4万メートルで撃とうなんて考える馬鹿者はいないって大和の砲術長兼副長が仰ってるよ

黛 日本はその制限がないから大きな船を造れると。それで造る以上は、昔の大砲と同じように、四三度の仰角で、四万二〇〇〇に届くと。しかし、それは計算で考えてあるので、その距離で決戦しようなんて思った馬鹿者は一人もいないんですよ。みんな「砲戦術講義」にあるように、昭和六年では平均二万五〇〇〇ぐらいでやるのが有利と思うと書いてある。みんな普通の専門家はそう思った。  ただ艦隊は、訓練の必要上、研究項目を兼ねてやるもんですから、遠距離射撃をやった。  それでアウトレンジは日本のお家芸と思ったのは、その人の考えが違う。