>>102
M16の採用に当たって「軽機関銃(分隊支援火器」も同じ弾使うのにしないと」という声は当然上がったけど、「5.56mm弾は威力が低すぎる。あくまで歩兵の近接戦闘用だし自動小銃なんだから他の自動火器はいらん」というので構想のみでボツ。
でもM60は重くてかさばって使いづらい、やっぱり小隊分隊レベルでまで2系統の弾薬使うのは問題多い、というので5.56mmの軽機関銃を導入する計画(SAW計画)が立ちあがり、M16の運用結果で出た「弾の威力が低すぎる」というのを踏まえた新型弾薬の開発とセットで実行されることになった。
この結果選定されたのがFN-MINIMI、でそのアメリカ向け仕様のM249。

コルト社はM16が採用された時に銃身分厚くして必要に応じてニ脚付けられる火力支援型のバリエーションを作ったけど、上記の様の理由で軍には見向きもされず、SAW計画用により重銃身にして各部を見直したものをXM106として提出したけど採用はされなかった。
これのさらなる発展型はオランダとデンマークに制式採用されて、一応無駄にはなってない。

なのでまあ
>M60機関銃の弾も7.62ミリ弾から5.56ミリ弾に変えようという案は有りませんでしたか?
というのならなかったし、
ベトナムの地形・植生でも、小銃は5.56ミリ弾に変更しても、機関銃弾は7.62ミリ弾のままの方が都合が良かったですか?
というのがアメリカ軍的な結論、ということになる。
だから
>ベトナム戦争で5.56ミリ弾版M60、まあミニミ的な機関銃だとどのような不都合が考えられますか?
については、「そうなってた可能性はないけどもしなっていたらM16同様威力不足の問題が起きただろう」というところかな。