>>929
じゃあ「日本軍が本土決戦向け兵備で自走砲をやたらと試作したのはなんで?」ってテーマがあってね。

当時の日本にゃ「牽引砲と牽引車を別々に作る資源も予算も人手もない」って問題があんのね。
じゃあ拠点まではなんとか運んで、そこから前線には人力搬送と言っても、もはや体力気力に満ちた徴募兵は尽きてて無理。
つまり「砲と移動手段を1つにまとめるしかない」って発想があった。

しかも
>前進のテンポが遅い米英軍
ってのには「敵の抵抗」って大前提があるので、前線の直射火力や間接火力が必要だが、そのための展開をまず迅速にやらにゃいかん。
「沿岸はりつけ師団」で食い止めてる間に、「機動師団」が火力とともに展開するわけだ。

つまり戦争末期の日本軍に限っていえば、火力の自走砲化は「迅速な陣地転換」以前の問題だったわけよ。