>>91
グリーンランドのエスキモーのある部族は本来鉄を作る技術なんか無いはずなのに、どういう訳か鉄製の槍の穂先を持っていました。

しかもそれらは西洋人と接触して物々交換や交易で鉄を入手するよりもずっと昔から手にしていたと言うのだから、訳が判りません。

そしてあるアメリカ人が遂にその謎を突き留めました。
その鉄の出所をエスキモーの長老からようやく聞き出した男は、その謎めいた聖地で目にしたのは、何十トンもある巨大な
鉄隕石の塊でした。

つまり彼らエスキモーは遥か昔にこの地に落ちてきた鉄隕石を発見し、そこから鉄を少しづつきり取っては、文字通り天からの
恵み物として大切に使い続けてきたのです。

しかし無慈悲な白人どもはその先祖伝来の大事な鉄隕石の塊を強引に巻き上げてしまい、聖地から持ち去りそのまま船積みして
ニューヨークの自然史博物館に展示してしまいましたヒドイですねー。

なおこの蛮行を行ったのは、人類初の北極点到達者として名高いロバート・ピアリー大尉だったりします。
もっともも近年では、ピアリーは厳密な位置の北極点を踏破していないのに、到達したと思い込んで報告した可能性が高いらしい。

(ケープ・ヨーク隕石)
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