地雷除去車両UR-77を攻撃兵器として使うロシア・ウクライナ両軍

地雷除去車両のUR-77メテオライト。ロシア・ウクライナ戦争では両軍で使用されている車両ですが、両軍ともにこの車両を本来の目的とは異なる形で使用しています。
UR-77メテオライトは、ソ連によって1970年代に開発された地雷除去車両です。
しかし、ロシア軍はこれを攻撃車両として使用してきました。それが最初に見られたのが、1999年の第二次チェチェン紛争とされます。
チェチェン、シリアでの戦果もあって、ロシアはウクライナでもUR-77を攻撃兵器として活用。市街地戦に投入し、建物を破壊するために使用しました。
ウクライナは侵攻前、UR-77は保有していませんでした。しかし、ウクライナは現在、少なくとも16両以上のUR-77を所有しています。
これらは全てロシア軍から鹵獲したものです。ウクライナ軍はこれを活用しており、本来の地雷除去任務はもちろん、ロシア軍と同様に攻撃兵器としても利用しています。

16両じゃ数足りないしもうやられちゃったかも…