陸自の広帯域多目的無線機は使えない(上)
https://japan-indepth.jp/?p=76248

コータムは性能と使い勝手に大変問題がある。
それを防衛省も陸上自衛隊幕僚監部も認めようとしない。

総務省が防衛省に割り当てている電波の周波数帯は軍用無線に適しておらず、
コータムは現代の無線機としてはアナログ、デジタルともに変調方式が大変遅く、
伝送速度はVHFで約1kbpsでしかない。

音声やメール、静止画像をおくるのが精一杯である。
他国のようにデータや動画を送ることはできない。



陸自の無線機が通じないというのは昔からだった。
それはそもそも総務省が割り当てている、無線の周波数帯が軍用に適していないことが大きい。
筆者は長年それを指摘してきた。

演習ですら、無線が通じずに、隊員の個人の携帯電話がないと演習ができないという有様だった。
これは多くの隊員が首肯するところだろう。
その警告は2011年に発生した東日本大震災という「実戦」で明らかになった