昨年8月の防衛白書では、明らかに日本の次期戦闘機とテンペストは別計画としての協力を考えていた
その為にサブシステムレベルの共通化に関する共同分析がされていた
この時点でイタリアは直接は日本とは関係がない
日本側もテンペスト参加国として直接の交渉事はしていない

この点の事実関係をテキトーに解釈するから事態が理解できない
で、問題が起きたのはテンペスト構想の方なのは確実
なぜなら日本が次期戦闘機の開発方針撤回も開発作業停止もせずに2023年度予算まで付けたから

もし機体統一をやるとしたら、それはテンペスト側に問題が発生したからであって日本側が申し出たものではないということ
機体統一までしなくてはいけない事態が発生したのはテンペスト陣営の責任であり
日本側にあれこれ要求できる立場ではない
実際にイギリスとイタリアは日本の次期戦闘機に1円も開発費を出していない
だからイギリス、イタリアは日本の開発方針に関して何も抗議していない

日本側は共同開発の意義として、次期戦闘機の生産数増を上げている
つまり、英伊は日本の次期戦闘機採用を申し出ているということ
防衛省公式の見解として、次期戦闘機開発を中止してGCAPという新たな戦闘機を開発するとはしていない
共同開発の目的は次期戦闘機の量産数増ということ
イギリスとイタリアは日本に対して、次期戦闘機採用を申し出て、カスタマイズ権と国内生産の権利を交渉してくるということ
国内の生産と改修の自由を保障して雇用を維持しようというのがGCAPでの交渉の主題ということだ
アンチが期待するような設計の主導権の移動なんてものは最初からイギリス政府は諦めている