ギルキン先生、鬱モード突入(現地時間 16:45)

プリゴジンの反乱から1週間が経った。その余波から判断すると、反乱ではなかったことが判明した。少なくとも、6機のヘリコプターと1機の飛行機が撃墜され、10人以上(確かなことは誰も知らない)のロシア軍人が死亡したにもかかわらず、反乱軍を罰する措置はとられていないからだ。しかも、プリゴージン氏はロシア国境を自由に行き来し、サンクトペテルブルクに住んでいる。

反乱の際に無能で臆病な態度を示した人物を罷免する可能性はない。叛乱時に海外に逃亡していた政府高官たちは、みなその席にいる。大統領らしき人物は一言も非難せず、処罰をほのめかす言葉すら発していない。

従って、次の反乱はそう遠くないということだ。あとは前線での大敗北を待つだけだ。そして、誰が反乱を起こしたにせよ、反乱軍に抵抗する者はいなくなる。まったくだ。こんな惨めで哀れな政府を守るために命を賭ける意味はないのだから。

それが何をもたらすのか--すでに何度も書いてきたことだが......。生者は死者をうらやむ」ことが多すぎる。しかし、支配者が腐りきっており、自衛のための基本的な本能さえ失っている国を救うことは不可能である。