>>808
M4戦車に搭載された76mm(3インチ)砲は高射砲を元に開発されたもので、弾頭も高射砲用のものが流用されてた。
対戦車用として考えると「そこそこの重量の硬い弾を高速でぶっ飛ばす」事が重要なので、弾頭を必要以上に大きく重くすることはデメリットだから、必然的に榴弾に向かない(弾頭が小さいので炸薬が少ない)弾とそれを撃つ砲になった。

榴弾の威力が低いことは開発段階でわかっていたけど、榴弾の威力が必要な目標には105mm榴弾砲装備の”アサルトガン”が対処する事になっていたので、分担体制に特に問題があるとは考えられなかったので実戦で使うまでは問題にされなかった。
現実には「榴弾2万発撃つ間に徹甲弾は50発しか使わない」とかそういうことになり、榴弾の威力不足が問題化する。
更には「76mm砲は威力が低すぎてたまに敵戦車に撃っても全然通用しない」ということになって、二重に問題化した。