ウクライナの空に関しては、ロシア側の「戦略ミス」なのだろう。
「ウクライナ上空」という狭い空域に戦場を限定してしまった。

これによって、ウクライナの外側、ポーランド、バルト海、黒海上空にNATO機が跳梁し、情報や電子戦でウクライナをバンバン支援してる。
それがロシアが航空優勢を獲得できない理由だ。

だけど、今後もそうとは限らんよ?
チャイナ空軍は、台湾有事の際に広く戦域を設定して封鎖にかかるかもしれない。

よって、日本は、自国領空や識別圏だけでなく、広く戦域全体のアクセスをカバーできるようにすべきなんだ。
そして、それは1国ではもう無理だろう。
「戦域全体とそのアクセスを巡る多国間でのエアコントロール」が「将来の航空戦」ですよ。

自分は、これにはかなり確信がある。
民間航空の国際線が既にそうなってますからね。
航空戦もその延長線上にある。