西側の空軍行政関係者は、2つの点で完全に見通しを誤っていた。

1 大規模な航空作戦を想定していなかった

アフガニスタンでの戦訓ってもCOINですよ。
空軍と空軍、さらに他の軍種がガチンコで激突する大規模航空作戦の様相を明らかに想定していない。
だから、F-22とF-35に異様なまでに資源を集中させた。
ただ、それはグローバルな空をカバーする上で勢力が足りなくなるに決まってるじゃないですか。
特定の条件の模擬空戦で「ステルスが勝った!ロッキードマーチン、マンセー!」ってる場合じゃなかったのですよ。
ほんと、馬鹿どもが。

こんなもの素人でも(例えば自分)分かる。足し算と引き算の問題だ。足し算もできないのかよ?<空軍関係者(除くピエール・スプレイ(ボイドの盟友))

2 航空拒否(air denial)を軽視しすぎてる

劣勢空軍(例えばウクライナ空軍)が「航空優勢」を確保するのは、それは困難だろう。
だが、ロシアにも空を使わせない「拒否(denial)」を継続するのは作戦次第だということです。
これは他の軍種のクロスドメイン(例えば、陸軍のSAM)と連係すればさらに可能性があある。
ウクライナの空で一番特長的なのは、全体の作戦規模が大きすぎて、そもそも全体の航空優勢を継続的に達成するのは、「両軍とも不可能」だったこと。
優勢と拒否のバランスは、端から相対的でしかなかった。
これは独ソ戦のときもそうでした。

ただし、生意気言うが、「こうなる」ことは、ある程度、理詰めで「予測可能」だったと思うぜ?
大半の空軍関係者や、石破・小野寺のような腐った連中は外していましたが、
大きく戦略次元、作戦次元から俯瞰しいてる人々(例えばルトワック、例えばピエール・スプレイ)はだいたい予測していた。こうなることを。

この件に関しては、5chも全然、外していたね。
防衛省、空自関係者も全然駄目。