マイナンバーの問題で良く言われる、

・銀行口座の名前はカタカナ表記
・住所表記の揺れ

等は、必ずしも正しくはない。

銀行口座を開設する時には、氏名を漢字・フリガナ両方を明記するので、
銀行側の顧客情報には漢字氏名が必ず存在している。
ただ、ネットでデータを流す時の全銀協フォーマットではカタカナ氏名しかないという話。

住所表記の揺れも、口座開設時には住民票の提出が義務化されているので、
住民票の住所と同じ表記でなければ、開設そのものができないのが原則である。
マイナンバー情報に登録されている住所は住民票ベースなのだから、そもそも口座情報の
住所と一致しないのはおかしい。

いずれにせよ、「全てのチェックをコンピュータで自動化されないからダメ」という発想ではなく、
ある程度のチェックをコンピュータでさせて、エラーで弾かれた場合は人間の目で確認する、
という「ごく当たり前」な運用をするだけで、マイナンバーへの追加情報の登録ミスは大幅に減る。