>>46の補足

なお一言に「鉄道ダイヤの定時性」と言っても、日本とそれ以外の国では大きく前提が異なるのだ。

日本人の時間の正確性はいつから?明治鉄道史から始まった定時へのこだわり
THE PAGE 2018/1/1(月) 10:00配信
(前略)
・世界で異なる「遅延」の基準

確かに、日本の鉄道の定時性は高く、JR東日本管内の新幹線(東北・上越)で95%、在来線で87%の列車が定時運転されている(1990年度)。
これは、車両の故障や、各種のトラブルだけでなく、台風など自然災害による原因も含まれているのだから、すごいことだ。

しかし、ヨーロッパの主要鉄道を調べてみると、やはり90%前後の実績なので、大差がないのではないかと思った。
ところが、定時運行率の定義まで調べてみると、その差が歴然とあることに驚いた。
日本の鉄道では、1分以上の遅れは「遅延」扱いになるのだが、欧米の鉄道ではその基準が非常に緩いのだ。

ニューヨーク市交通局では最終駅への到着が5分以上遅れた場合のみ事情聴取を行う対象に、英国では、短距離路線は5分以上、長距離路線では
10分以上にならないと「遅延」とみなされないが、それでも、スコットランドの寝台列車は8本に1本が10分以上遅れている。

高速列車のインターシティは10分からが「遅れ」扱いになり、イタリアの普通列車は15分以上遅れないと「定時」に扱われる。
フランスでは高速鉄道のTGVでは14分以上だが、在来線の寝台列車は30分以上遅れないと、「遅延」と認められない。
(後略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f344225dd194c57971342be732a338f319e5dbdc?page=1