その情報
デジタルどころかアナログの旧式をT-90Mには載せている

https://forbesjapan.com/articles/detail/60495
同盟国がウクライナ軍を支援しようと最高の北大西洋条約機構(NATO)スタイルの戦車の提供を続々と約束する中、
ロシアは数百両にのぼるかもしれない古い戦車T-72をアップグレードして戦場に戻している。
少なくとも1つのT-72の新モデル、T-72B3 Obr.2022が誕生した。
1980年代に製造されたT-72Bに昼夜対応のデジタル照準装置Sosna-U、新しい反応装甲、後方確認用ビデオカメラ、
125ミリ主砲の新しい砲身などを搭載し、改良が施されている。

ロシアの戦車の搭乗員にとって同様に不幸なのは、同国の戦車メーカーであるウラルヴァゴンザヴォドが部品不足のために
照準装置Sosna-Uを搭載していない格下げされた「緊急用」T-72B1 Obr.2022を生産せざるを得なくなったことだ。

Sosna-Uの代わりに1970年代にNATO軍が自軍の戦車に搭載したものと同等の、時代遅れのアナログ式照準装置1PN96MT-02を搭載している。
この緊急用のT-72B1 Obr.2022は良い戦車ではない。

だが精密な製造を得意としないロシア企業が品質を犠牲にすることなく光学機器の製造を真似できるとは考えにくい。
つまり、フランス製の部品がなくなるとSosna-Uの生産はかなり難しくなる可能性がある。

すでにそうなっているかもしれない。ウラルヴァゴンザヴォドが改良されたT-72の多くに射程2マイル(約3.2キロ)という
大したことのない古い照準装置1PN96MT-02を使っているのには理由がある。
同社は以前、ウクライナに送り込んで破壊された一部のT-62に1PN96MT-02を搭載していた。