アフリカ政変、ロシアの影 警戒強める米欧:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73188550Q3A730C2FF8000/

西アフリカのニジェールでクーデターを起こした大統領警護隊トップのチアニ将軍が28日、国家元首に就任したと宣言した。隣国マリやブルキナファソのように軍が政変で実権を握りロシアに接近するとの見方があり、米欧が警戒を強めている。
ニジェールはバズム政権下で米欧と良好な関係を築いてきた。
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チアニ氏は同日のテレビ演説で、バズム政権がイスラム過激派への対テロ作戦でマリやブルキナファソとの協力が不足していたと批判した。
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ニジェールやマリは広大なサハラ砂漠の南縁のサヘル地域に当たる。イスラム過激派が台頭した地域で住民の虐殺などが相次ぎ、マリやブルキナファソで政府による治安回復の失敗を口実に軍事クーデターが起きた。