>>225
ただ、そもそもの要求評価が全くベクトルが違う陸海軍の機体共用は難しいだろうな、
とも考えらえる訳でなぁ。

陸軍は97戦以降の機体は全て「砲兵の代わりの戦爆」としての要求が重要事項として
有って、その点では海軍とは機体への要求が真逆なのだ。
(その「砲兵の代わり」って起こりも要は砲の製造能力のボトルネックに対応する、
というのが理由)

海軍の艦戦は「洋上での長時間哨戒」の方が要求優先度が高い(航続距離の長さは
飽くまで「副産物」)から、陸軍の戦闘機のように「後方策源から前線飛行場に進出、
航空優勢をとりながら必要に応じて最前線に砲兵の代わりに爆弾墜とす」という
方向性とは根本的に異なるからな。

あと、見過ごされがちな事として、陸軍の飛行場の場合は強力な整備がされているところならば
滑走距離を長めにとる事で過負荷で離陸させるのを許容しているが、海軍の艦戦は
飛行甲板の長さの制約で長距離滑走は基本許容されない、と言う問題も有る。