>>313
西ドイツは戦争で自国が戦場になり自国民に大きな損害が予想された ましてやNATO軍は西ドイツ領内で核を使う前提の軍備だった これは西ドイツ国民の大きな不満であった為に西ドイツ政府は1976年から実施した第四次編成軍備で開戦直後に攻め寄せるワルシャワ条約機構軍を粉砕してエルベ川の東で戦う軍備計画に改訂してんだよ
当時の西ドイツの経済力は単独でソ連を凌いでいたからある意味当然だ
80年代半ばに整備が完了した西ドイツ軍は3個軍団 戦車17個旅団 予備の郷土防衛隊と合わせた前方戦力は90万になった
これで開戦4日目に動員可能な前方戦力はNATO軍が161万に対してワルシャワ条約機構軍が118万と70年代まで一貫して劣勢だった西側の通常兵力が東側を上まるまでに強化された その殆どが西ドイツの大軍拡によっている
この事態に東欧諸国は動揺しパワーバランス維持の軍拡が迫られたがもはやソ連経済にその力はない クレムリンは迷走した挙句1987年にゴルバチョフが欧州侵攻作戦の破棄とソ連軍の撤退を宣言したのは西側の大軍備に対抗する事が不可能になったからだよ