>>902
軍事の常識として部隊、特に軍備グループ/海洋艦隊レベルの
連合戦闘軍団を指揮所 1つだけで運用する事は不可能で、
地上の建物内部にある実際の組織が作戦を指揮することも不可能だ
たとえば、6月24日にワーグナーが企画したパフォーマンスで
ロストフの南部軍管区司令部に駆けつけたが、そこに軍司令官や副司令官、上級軍人はいなかった
当時特別軍事作戦副司令官だったスロヴィキン将軍は南部軍管区の責任者だったと言われているが、
ワーグナーはロストフでスロヴィキンを見つけただろうか?
理論的には本部にいるはずだが所在が不明な上級幹部はどこにいるのか?
明らかに彼らは司令部にいたが、司令部の建物にはいなかった

実際、ロシア軍のこれらの「司令部」の多くは、
作戦を指揮する機能をまったく持っていない。
一つは地上の建物が目立ちすぎ基本的に誰でも知っているためで
数発の巡航ミサイルで吹き飛ばされる可能性があり、セキュリティと機密性が低すぎる
もう一つは、これら地上の建物の多くには、作戦指揮に最も重要な
通信装置や艦隊指揮に極めて重要な高出力長波局などの支援施設が備わっていない
したがって、これらの「司令部」は、「司令部」というよりも、
遊説連隊レベルの部隊のさまざまな退屈な日常事務を処理するためにのみ使用される
「司令部庁舎」に過ぎない
そして数人が働く空の建物を破壊するためのミサイルは、明らかに採算が取れず、
それを積極的に防御する必要はない
特にクリミアでは無人機の多くが撃墜されており、
重要な設備、民間部に防御が優先されている事に疑いの余地はないだろう