ウクライナ選挙、同盟国の支援あれば実施可能 ゼレンスキー氏
2023年8月28日8:57 午前
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-zelenskiy-polls-idJPKBN3020GE

ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、国内で選挙を実施する可能性について、同盟国が費用を分担し、議会が承認し、国民が投票に行くのであれば、戦時中でも実施することは可能と述べた。

現在は戒厳令が発令されており選挙は実施できない。戒厳令は90日ごとの延長が必要で、次の期限は11月15日。平時であれば、今年10月に議会選、2024年3月に大統領選が行われるはずだった。

今月23日にキーウ(キエフ)を訪問した米有力議員の1人、リンゼー・グラム上院議員は、ロシアに対する戦いぶりを賞賛する一方、「攻撃を受けているさなかでも自由で公正な選挙が行われるのを見たい」として戦時中に選挙を実施するよう求めた。

ゼレンスキー氏は「1+1チャンネル」のキャスター、ナタリア・モセイチュク氏とのインタビューで、グラム氏とは資金問題や法改正の必要性などについて議論したと語った。

戦時中に選挙を実施するにはどれだけの予算が必要なのか分からないが、平時には50億フリブナ(1億3500万ドル)かかるとし、欧米が資金援助するのであれば可能かもしれないと指摘。ただ「武器のための資金を選挙に使うことはない」とした。