改めて「大空のサムライ」をめくってみた
坂井三郎が撃たれたのは「SBD艦上爆撃機”ドーントレス”の編隊だった」と書いているので7.7mm旋回機銃でやられたということになる

「大空のサムライ」より引用
「”ドーントレス“の編隊だったのだ。 〜 敵機が覆いかぶさるように大きくなった。瞬間、私は相討ちだ!と思った。 〜 瞬間、私は目をつぶる思いで二十ミリと7.7ミリの発射把柄を折れるくらい握りしめ、にぎりっ放しで射ちこみながら、まっしぐらに突っ込んでいった。そのとたんに、敵八機十六丁の二連装も一斉に火を吐いた。いや、その前から撃っ射っていたのにちがいない。〜ガンガンガンッ!敵弾が当たっている。同時に敵の二機が、一ぺんにバァーッと大きな火焔を噴き上げた。〜 同時に私は、野球のバットで頭を一撃されたような感じがして、スーッと地の底へでも吸い込まれるように意識が遠くなって楽な気持ちになっていった。この時遮風板が吹っ飛んだらしく、ものすごい風圧をうけて、私の頭は、うしろの座席へぶっつけられてしまった。〜」

改めて読んでもすごい記述だな
やられる瞬間が書いてある
「大空のサムライ」は名著だよ