90年代の掲示板とかでよく議論されてたのが、ベトナム戦争みたいなジャングル戦では何が最適な武器かというテーマだ
ショットガンがいいとかもあったが、アサルトライフルかSMGで必要な要件をまとめると
1 全長が短くて取り回しが良い
2 フルオートで装弾数が多い
3 咄嗟戦がおおいので、腰だめ射撃できたほうがいい
4 頑丈で壊れにくい

こうやって見ると、これまでの自衛隊に当てはまる武器がなくてPKOとかの海外派遣の時に困るというのが予想できる
九ミリ機関拳銃はジャングル戦に最適な仕様と言えるだろう
設計したのはミネベアだが、あの頃のミネベアはM&Aを積極的にしてて、イケイケ体質
買収した新中央工業の銃器設計技術を生かして、豊和が占めていた自衛隊火器のシェアを奪おうともくろんでいた
いきなり小銃とかに手を出すのは厳しいから、ニッチ路線でジャングル戦用SMGに手を出したと考えるのはどうだろうか

色々つっこみどころのある設計は確かだが
9mmの反動なら両手保持でコントロールできるし、コンパクトにまとめるためにストックはなし
ミネベア得意の金属加工技術を生かし、頑丈につくるため、部品はプレス加工やプラスチックを使わずに全部削り出し
持てる技術で最善手を求めた職人芸のSMGと考えるとあのスタイルも納得するだろう