「ウクライナ兵にドイツ製レオパルト1A5戦車の使い方を訓練しているデンマーク人の教官は、母国に戻ってロシア軍と戦うことになる兵士たちへのアドバイスがある。
それはきっと、彼らがこの戦車の非常に薄い装甲で戦闘を耐え抜いていくのに役立つだろう。動き続ける。遠距離から射撃する。そして夜間に戦う──。」
「熟練した砲手はレオパルト1の主砲で、条件が整っていれば昼間なら約3.2キロメートル、夜間ならそれよりやや短い射程で敵の車両に弾を撃ち込めるだろう。
これは、より大型の120ミリメートルライフル砲を備えるチャレンジャー2とほぼ同等の能力ということになる。この点で、ウクライナ軍の戦車兵がチャレンジャー2を
『スナイパーライフル(狙撃銃)』のようだと表現しているのは注目に値する。」
「もっとも、ウクライナ空中機動軍(空挺軍)の第82独立空中強襲旅団は最近、南部ザポリージャ州の集落ロボティネ郊外の路上でチャレンジャー2を初めて失っている。
ロボティネはウクライナ軍による南部での反転攻勢の主作戦軸にあり、ロシア軍の重要な守備拠点だった集落で、ウクライナ側がこれに先立って解放していた。
このチャレンジャー2は地雷に接触するなどして動けなくなったところに、爆発物を積んだドローン(無人機)に突っ込まれてとどめを刺されたもようだ。(中略)
第82旅団はチャレンジャー2を主に長距離の直接火力支援に用い、隠れた場所から砲撃させていたとみられる。一方、レオパルト1の運用法としては、この戦車を固定した
場所で戦わせるのは最もまずい手になる。そうすればロシア軍の砲撃や爆撃を受けるリスクが高まるし、薄い装甲ではそれに耐えられる可能性もほかの戦車以上に低いからだ。』

自走砲というか米軍式のアサルトガン(突撃砲)的な運用であれば、レオ1でも有効に戦えるってことか
ロシア側もT-54/55やT-62を火力支援任務に徹底させるべきで、T-62Mはデジタル式FCSにアップデートされているが、動画や画像を見る限りではT-54/55は昔のまんまだな