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「別班」と言えばこの前読売新聞も言及していた。

ドラマで脚光　再び姿を現した「別班」…ゴルゴ１３にも登場「秘密諜報機関」「影の軍隊」
読売　2023/09/08 15:00
デスクの目〜社会部　高沢剛史
https://www.yomiuri.co.jp/media/2023/09/20230907-OYT8I50052-1.jpg

「別班（べっぱん）」――。その名が再び注目を集めている。
ＴＢＳ系で放送されている連続ドラマ「ＶＩＶＡＮＴ（ヴィヴァン）」に登場する自衛隊の秘密組織のことだ。

「身分偽装し情報収集」
　スマホの電源を入れると、大量の不在着信が残されていた。
電話を掛けてきたのは、先輩記者や同僚たち。あまりの多さに、ギョッとして画面を二度見してしまった。
２０１３年１１月２８日、米空母「ジョージ・ワシントン」で２日間の乗艦取材を終え、那覇基地でヘリから降りたときのことだ。
空母の艦内ではスマホは使えない。その間に大変な事件が起きたのだろうか――。
焦る気持ちを抑えてリダイヤルする。「共同通信が特ダネを配信している」。電話に出た記者は、緊張した声でそう言った。

全国の地方紙がこの日の１面で掲載しているという。そこには衝撃的な見出しが躍っていた。
＜陸自独断で海外活動　身分偽装し情報収集　冷戦時から、首相・防衛相に知らせず＞
。報道によると、「陸上幕僚監部運用支援・情報部別班」（別班）が、独断でロシアや中国、韓国、東欧に拠点を設け、身分を偽装した自衛官に
諜報活動をさせていたという。
防衛相にも報告されておらず、「シビリアンコントロール（文民統制）を逸脱する」とある。事実だとしたら大変な「抜かれ」だ。
背中に冷たい汗が流れた。（後略）
https://www.yomiuri.co.jp/column/civil02/20230907-OYT8T50044/