高城肇
「坂井三郎の『大空のサムライ』を私が書いたということを隠したことはないけど、そのいきさつを聞きにくる人はいままで誰もいなかった。
改まって話すのはこれが初めてです。もうかなり昔のことだし、うちの社員でも詳しくは誰も知らないんじゃないかな」

坂井三郎
「あれを書いたのは高城肇さん。熱心でね、私の行けない戦友のうちにまで行って取材して書いてくれた。
もともと戦闘機乗りが本なんて書けるはずがないんですから、これは秘密でもなんでもないんだよ。高城さんも言ってるでしょ?」