https://www.arabnews.jp/article/middle-east/article_101585/
サウジアラビアの外務省は声明の中で、「パレスチナのいくつかの派閥とイスラエル占領軍との間に発生している、前例のない事態の進展を注意深く見守っている。この状況は、複数の戦線で高いレベルの暴力を引き起こしている」と述べた。

「我々は、占領継続の結果、事態が爆発する危険性について、繰り返し警告してきたことを想起している」と声明は述べた。また、国際社会に対し、二国家解決につながる信頼できる和平プロセスを活性化させるよう求めた。

オマーンの国営メディアは、「オマーンは、イスラエルによるパレスチナ領土の継続的な不法占拠と、深刻な影響をもたらすイスラエルの絶え間ない侵略が予兆していた、現在パレスチナとイスラエルの間で進行しているエスカレーションを、懸念をもって注視している」と伝えた

エジプトは、ハマスによるイスラエルへのロケット攻撃を非難する声が広がる中、イスラエルとパレスチナ間の緊張激化による「重大な結果」を警告した。

エジプトの国営通信が7日に伝えた外務省の声明を通じて、同国は「最大限の自制を行使し、市民をさらなる危険にさらすことを避ける」よう呼びかけた。

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、「イスラエルとパレスチナに対し、自制して行動し、事態を悪化させる攻撃的な行為を控えるように」と呼びかけた。

カタールの外務省は声明を発表し、パレスチナの人々との暴力がエスカレートしている状況について、イスラエルのみに責任があると述べた。

カタールは双方に最大限の自制を求め、イスラエルが今回の事態を利用して、ガザのパレスチナ市民に対して不当な戦争を仕掛けることを阻止するよう国際社会に呼びかけると述べた。

「我々は、すべての当事者に対し、理性的に行動し、緊張を高めるような衝動的な行動をとらないよう求める」とエルドアン大統領は述べた。

ロシアもまた、イスラエルへの攻撃が発生した後、「自制」を求めた。

「我々は現在、すべての人と連絡を取っている。イスラエル人、パレスチナ人、アラブ人と」と、ミハイル・ボグダノフ外務次官はロシアの民間ニュース機関インタファクス通信に語り、「もちろん、我々は常に自制を求める」と付け加えた。