>>217
イタリアはワシントン条約で7万トンの建造枠を持ってたけど条約加盟国(主にイギリス)から目一杯使わないようにという圧力をかけられてた
海軍内部でも35000トン2隻よりも26000トン3隻の方が常時2隻稼働体制作れるという意見もあり、何より予算がなかったために20~30年代は戦艦を新造せずに弩級艦のボアアップと大改修でしのいでいた
ところがドイツがドイッチュラント級装甲艦(ポケット戦艦)の建造を開始したことで警戒したフランスが同じ70000トン枠を使ってダンケルク級の建造を始めた
このままでは地中海で劣勢になるということで、イタリアが70000トン枠を使って作ったのががリットリオ級

こうして近隣国が戦艦建造競争を始めたのでドイツも「英独海軍協定で10000トン制限は事実上撤廃されたし、他国に倣って条約制限守ってるからいいよね」ということで兼ねてから計画していた大型戦艦計画を進めたのがビスマルク級
次に作る予定だったH39以降のH級戦艦はもっとデカくなる予定だったので開戦で中止しなければそのままなし崩しに大型化を続けるつもりだった