>>721 >>722 の続き

石油輸出の収入はロシアのプーチン大統領にとって軍事力を支える上で不可欠な要素である。ウクライナが西側からの資金援助が長期的に継続されるかについての懸念を強める一方で、プーチン氏は今年の石油収入によってロシア軍への資金供給能力を高めている。

G7などによる価格上限の下で西側の船舶保険業者は、1バレル60ドル以下で売られるロシア原油にのみ保険を提供することが許されている。しかしロシア産原油を輸送するタンカーの中には、虚偽の疑いがある関連書類を用いたり、西側以外の保険業者からの保険をかけたりするタンカーの数が増えている。

EUは西側以外の保険会社が提供するもの以外では、原油流出事故が起きた際に保険が効かない状況になることを懸念している。デンマークの海峡を毎日通過するロシア産原油は約200万バレルだ。

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