>>361
10センチ高角砲に速射の優位など無い

発射速度
10センチ 15発/分
5インチ 22発/分

10センチ高角砲は揚弾薬筒の揚弾速度が15発だから、発射速度の上限もこれ

しかも薬莢と砲弾が固定された重量28キロなので15発つまり4秒に1発の持続は困難
5インチ砲は砲弾25キロ、薬莢13キロの分離弾薬を個別に装填架に放り込めば良い

あとは単位時間の投射量

10センチ高角砲
弾片 (砲弾13キロ-炸薬0.95)キロ×毎分15発=180.75キロ毎分
炸薬 0.95キロ×毎分15発=14.25キロ毎分

5インチ両用砲
弾片 (砲弾25キロ-3.3キロ)×毎分22発=477.4キロ毎分
炸薬 3.3キロ×毎分22発=72.6キロ毎分

砲の時間あたり威力に大差があるのは勿論、門数を考慮しても格差大
秋月型8門 弾片180.75×8=1,446
フレッチャー級5門 弾片477.4×5=2,387

10センチ高角砲の優位は初速のみ
見越角が少なくなるので小さい飛行機を撃つ時には有利な要素
炸薬量も対飛行機なら少しで良いので、高角砲としては問題ない
しかし対艦射撃で5インチ両用砲に勝る点を探すのは難しい