今日のISWレポート抜粋(長いけど面白いよ)
ロシア社会はウクライナでの戦争の結果について話し合うことに興味を持っているようですが、クレムリンは戦争に関するより深い公開討論に対して、ますます嫌悪感を示しています。ロシアの独立世論調査機関レバダセンターは、12月14日に開催される「ダイレクトライン」フォーラムでロシア大統領ウラジミール・プーチンに尋ねたい質問を詳しく調査した世論調査を12月5日に発表しました。自由回答式の世論調査でのすべての質問のうち21パーセントがウクライナでの戦争の終結と結果に関係していることを見出しました。
レバダセンターは、このカテゴリーの質問には、戦争の終結の時期、動員の終了、平和やロシアの勝利の可能性に関する質問が含まれていると報告しました。(中略)この世論調査は、ロシア政府が反戦のレトリックや動員への抗議を封じ込めようとする試みにもかかわらず、ロシア国民は戦争の終結と結果について依然として疑問を持っていることを示しています。これらの疑問は、最近の世論調査と一致しており、ロシア人がウクライナからのロシア軍の撤退をますます支持しており、ロシア人回答者の半数以上がロシアがウクライナとの平和交渉を開始すべきだと考えていることを示しています。
プーチンは、自身の大統領選挙運動を、国内の安定と西側への批判の強化に重点を置くと報じられており、戦争に焦点を当てるのではないので、プーチンが「ダイレクトライン」イベントで戦争に関する質問に答えるつもりがあるのかどうかは不明です。このイベントは、おそらくプーチンの2024年の大統領選挙運動の始まりとなるでしょう。クレムリンはまた、プーチンの実際の選挙での成功が戦場での成功や国内の戦力生成の努力に依存しないようにするための措置をますます実施しているように見えます。