>>689
戦況には影響しない
ロプーチャ級揚陸艦の作戦能力は、我が国では20世紀末に退役した「みうら」型輸送艦に
毛が生えた程度のものに過ぎない
今どきヘリコプターやエアクッション艇の運用能力を持たない時点で、揚陸母艦としては戦力外である

ただ、ロプーチャ級の近年の価値は拠点間輸送にある
旧ソ連世代の艦艇にしては現在もすこぶる高い稼働率を誇り、まさに馬車馬のように
各地で輸送任務に従事している
老いた軍馬が荷役馬として活躍している感じか
特に今回大破(恐らく廃艦になる)したノヴォチェルカスク号は、かつて28隻もいた姉妹の中でも
下から数えて5番目の若さ(といっても36歳だが)で、世代交代が進まないロシア揚陸艦群の中にあって
もうあと軽く10年くらいは働いて欲しいフネであったに違いない
(先にベルジャンスクで沈められたダピール級揚陸艦「サラトフ」が56歳の老婆だったことを思えば全然若いのだ)