日本は終わった。
中国は始まる。


アングル:熱を帯びる中国国債ラリー、背景に「資産飢饉」 | ロイター
https://jp.reuters.com/opinion/forex-forum/BPXWLWFI4BJF3FBVLWGOZAF6L4-2024-03-19/

>中国国債の記録的な上昇が熱を帯びている。金融システムへの信用感が低下し、
キャッシュと銀行預金があふれていることが改めて浮き彫りとなった格好だ。

>長期国債は余剰資金の流入で利回りが過去最低に低下。
>市場関係者が一段の金利低下を予想する中、あらゆるタイプの投資家が生産的な資産ではなく、
安全な金融商品に資金を投じており、景気回復期待や信頼感のもろさが垣間見える。

>上海にある国有銀行の関係者は、貯蓄国債が「数秒」で売り切れると指摘。

>中国当局は以前から、利下げなどの措置を通じて資金を銀行から成長資産に誘導しようとしてきた。
だが、投資家はこうした取り組みに逆行。不動産市場の低迷を受けて安全資産に資金が集中している。
上海の債券ブローカーに勤務するあるトレーダーは、こうした状況を「資産飢饉」と表現する。
預金が急増し、融資が伸び悩む中、金融機関には他に買うものが残されていないという。

>国債には外国人投資家の買いも入っているが、外国人の保有比率は3%未満。
海外勢が相場を左右する傾向は見られない。

>人民銀行は最近の市場操作で政策融資のロールオーバーを見送り、銀行システムから
資金を吸収しているが、アナリストは人民銀行が資金の滞留を意識している証拠だと指摘する。

>国債価格の上昇により、中央政府が低利で長期資金を確保できることは確かだ。
政府は調達した資金を国のために投じられる。国債発行も市場の安定につながるとみられる。

>ただ、低金利は人民元の安定に向けた取り組みを複雑にする。アナリストは、行き場を求める
多くの資金で市場が膨張することを現時点では懸念していないものの、警戒は怠っていない。