>>176
イラン帝国がC-5を欲しがったのは1974年だけど、ロッキードの経営がトライスターの失敗などで傾いた結果、C-5Aの生産は1971年にはほぼストップしていた。
なので、イランが当時の金で1億6000万ドルをロッキードに融資。ラインを再開させるという話だったが、イラン革命で御破算。アメリカ政府が融資してロッキードそのものを存続させ、レーガン政権になってからC-5Bの予算をつけたけどそれは1982年の話で、納入されたのは1986年。

イラン空軍は1974年にKC-135…ではなく707の軍用バージョンのC-137…でもなく民間機の707-320Cの給油機仕様を買ってて、追加を欲しがっていた。
747はKC-135後継としてのATCAの候補4機種(C-5、トライスター、DC-10、747)のひとつとしてKC-25の型番を与えられ、米空軍でのテストも行われてたが、1977年に米空軍はKC-10を採用した。
イラン空軍はKC-25のほうを欲しがって、KC-25の試験機2機のうちの1機を、輸送任務に充てる通常型10機と一緒に買ったらしいが、そのすぐあとにイラン革命で御破算。KC-25はオージーもテストしてたみたいだけど具体化しなかった。