【検証】 ガザ地区の死者はどのように数えられているのか
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-67540096.amp 抜粋
ガザ地区で通信が妨害されているため、最新の情報を得るのが「非常に困難」
世界保健機関(WHO)は、この統計を信じない理由はないとしている。
ガザ保健省は定期的に死者数を報告し、女性と子供、高齢者の内訳 負傷者と行方不明者の人数も公表している
パレスチナ赤新月社は、がれきの下に埋まっている遺体もあると述べている。

保健省によると、死者数は医療従事者が記録したものが保健省に送られてる仕組みで、病院で死亡が確認された人しか集計されていない。
爆発で亡くなって遺体が見つかっていない人や、すぐに埋葬された人は数に含まれていないため、統計は実際よりも少ない数になっているかもしれないという。

米国務省のバーバラ・リーフ次官補(中近東担当)は11月8日に連邦下院の外交委員会に出席した際、「率直に言って(死者数は)非常に多いと思うし、引用されているよりも多い可能性すらある」と発言した。

保健省は10月7日から26日までに殺害された人の名簿を公開した。名簿には6000人以上のフルネームと年齢、性別、そして身元の識別番号が記載されていた。
シッターさんは、国際医療NGO「国境なき医師団」の一員として、ガザ市の病院で治療に当たっている。死者数の記録では、こうした人々が重要な役割を担っている。
アブ=シッター医師によると、病院の遺体安置所では、親族による身元確認が終わった死者の数を数えている。

登録された死者数は、実際に亡くなった人数よりもはるかに少ないと、アブ=シッター医師は考えている。
「ほとんどの犠牲者は、自宅で亡くなっている。そして、我々が身元を確認できない死者は、記録されない」