起源前3世紀頃のローマ共和国は、東にギリシアーペルシアーインド西部まで征服したアレクサンダー大王のマケドニア王国(大王死後、四つに分裂)、
西に北アフリカからスペインまで抑えた海洋国家フェニキア(カルタゴ)に挾まれ累卵の危うきにありました。
ローマはイタリア半島の都市国家から始まり、国力は相対的に高くなく、戦争もそれほど強くはない。

ただ一つ。「同盟」において周辺国に比して特異だった。
常に自国の執政官軍団と同数の同盟軍と協同し敵に対する数的優勢を追求した。
カルタゴとの戦いでは敵の機動電力である騎馬民族ヌミディア王国を切り崩し同盟軍として迎え入れハンニバルを破った。
ローマの周辺には、ガリア、ヒスパニア、ゲルマン、エジプト等等野蛮でわけがわからん異民族が多数いたがローマは辛抱強く同盟を維持し、同盟軍を形成した。

現代日本に必要なのも、同盟と同盟を維持するディシプリンです。