ロシアの景気評価が大幅に悪化している、というロシアンソース
(長いので要約)

産業は需要を失っている
5月の産業部門の景気評価の初期値は楽観的ではない

5月の産業部門に関する初期評価では、需要が大幅に減少し、2月の水準に戻っていることが示されています。これは、企業の回答者の間で需要の評価がマイナスになったことに起因しています。この傾向は年初から始まり、3月には一時的に回復しましたが、その後再び低下しました。5月には販売に対する満足度も低下し、完成品の在庫評価もマイナスに転じました。これにより、産業部門は再び供給を十分に確保する能力や需要を維持する自信を失ったことが示されています。

フォーキャスティングのアナリストは、2月から3月にかけての製品生産データを分析し、3月の成長は予想外であり、炭化水素の生産増加や電子機器製造、航空機製造の生産増加に起因すると指摘しています。2024年の第1四半期には、ロシア統計局(ロススタット)がGDPの年間成長率を5.4%と評価していますが、これは産業と貿易の3月の結果の悪化にもかかわらず、軍需産業への予算注入が新たな成長の一因となっています。

www.kommersant.ru/doc/6714091