>>503 に近い話(長文すまん)

ロシアンソース(ロシア空挺部隊)

なぜ我々には対空防衛の問題があるのでしょうか?
その理由の1つは、対空防衛の将校が不足していることです。

ロシア軍の無謀な削減の際、我々の対空防衛学校が廃止されてしまいました。
以下は、我々の購読者から寄せられた内容です。

「おはようございます。
我々の指揮部での人事異動に伴い、対空防衛軍の将校養成について触れたいと思います。
現在、人材が全てを左右しており、訓練された将校がいれば、課された任務を成功裏に遂行できます。
対空防衛軍の将校にとって、主な任務は常に部隊の業務組織化、指導と戦闘準備、レーダーやレーダー照準誘導装置の使用でした。
まさにこれらの装置のおかげで、我々は飛行高度と速度を知ることができ、識別システムが切れていても自機を識別できるのです。

残念ながら、必要な訓練や専門性がなければ、若い将校が飛行機やミサイルのデータを間違えたり、軌跡を追跡せずに自機と勘違いし、部隊を危険に曝したり、緊急事態を引き起こす可能性があります。
このような事態は避けられたはずですが、30年の間に対空防衛軍の専門家を養成していた多くの学校が閉鎖され、活動を停止してしまいました。

その一覧はこちらです。

クラスノヤルスク高等指揮無線電子対空防衛学校(1998年閉鎖)
レニングラード高等軍事政治対空防衛学校ユー・ヴェー・アンドロポフ校 (1992年閉鎖)
ニジニ・ノヴゴロド高等対空誘導ミサイル指揮学校(1999年閉鎖)
オルジョニキーゼ対空誘導ミサイル学校プリエフ将軍校(1990年閉鎖)
オレンブルグ高等軍事対空誘導ミサイル学校(2011年閉鎖)
プーシキン高等対空防衛無線電子クラスナヤ・ズヴェズダ勲章学校サヴィツキー元帥校(2006年閉鎖)
サンクトペテルブルグ高等対空誘導ミサイル指揮クラスナヤ・ズヴェズダ勲章学校(1998年閉鎖)
サンクトペテルブルグ高等対空防衛無線電子学校(2011年閉鎖)
エンゲリス高等対空誘導ミサイル指揮対空防衛学校(1994年閉鎖)
ペルミ高等軍事指揮技術チュイコフ元帥ロケット軍学校(2003年解体)

特別軍事作戦中に訓練された将校が不足するなんて、あってはならないことです」