英国
英国との間では、2013年7月、防衛装備品・技術移転協定15の署名・発効に至り、2014年7月に防衛装備・技
術協力運営委員会を初開催し、定期的に協議を行っている。
2013年7月、米国以外の国とは初めてとなる「化学・生物防護技術に係る共同研究」を開始し2017年7月に
成功裏に完了したほか、4件の研究16を開始し、それぞれ成功裏に完了した。なお、2021年7月には、新たな「化学・生物防護技術に係る日英共同研究」を開始した。また、2018年3月に開始した「次世代RFセンサシステムの実現可能性に係る共同研究」は、2022年2月に「次世代RFセンサシステムの技術実証に係る共同研究」に移行しており、次期戦闘機への適用も視野に現在も継続中である。
次期戦闘機の開発については、日英伊3か国は共通の機体を開発することに合意し、3か国首脳はグローバル戦闘航空プログラム(GCAP)を発表した。2023年12月には、木原防衛大臣はシャップス・英国防大臣、クロセット・イタリア国防大臣と東京で会合を行い、GCAPを一元的に管理・運営する国際機関であるGGCAP International Government Organisation
IGO設立に関する条約に署名した。
同 年9月 に 英 国 で 開 催 さ れ た 国 際 展 示 会「Defense and Security Equipment International
SEILondon 2023」において、防衛装備庁がブースを出展
し、わが国装備品の魅力や高い技術力を官民一体となっ
て発信した